ソリオハイブリッド ついに登場!!
、、と声高らかに叫んだものの、実際昨今ハイブリッドというだけでは特に注目を浴びなくなってきてるほど、各社各車ハイブリッドカーが出そろってきております。
そんな中、それでもソリオのハイブリッドを待ち望んでいた方は多かったのではないでしょうか?
(・・と思っています。 たぶん、、)
という言うのも、通常エンジン、ハイブリッド云々の前に、車のカテゴリーとして、ソリオは競合するモデルが他にはない唯一無二のモデルであると言うこと。
それゆえ、「実用面でソリオを選択したいんだけど、これでハイブリッドだったらな~~」
というお客様が多くいらっしゃったからなのです。
さて、以前にこの試乗記でも先代のソリオをご紹介し「エネチャージ」のことについて触れておりますが、
ソリオ試乗体験記はこちら>>
旧エネチャージと今回のハイブリッドでは何が違うのでしょうか。
実際には仕組みの違いはそれほど差異はなく、どちらも”減速時のエネルギー放出をバッテリーに蓄えて走行をアシストする”と言うエネチャージの進化版と捉えたほうがわかりやすいかもしれません。
ただ、エネチャージがその電力を電装系に使い、走行時の発電によるエンジン負荷を減らして燃費とパワーを上げているのに対して、ソリオハイブリッドは蓄えた電力を積極的に車輪の駆動のアシストに使っているというところでしょうか。
「なんだ、、じゃあ旧型ソリオと大して違わないの?」と思うなかれ。
ソリオハイブリッドは、そのネーミングでハイブリッドと言う機構ばかりにとらわれがちですが通常の車としての進化に着目していただきたいモデルなのですよ。
外観デザインは、それほど大きな変化はありませんが
(前回のソリオのパッケージングがもうアルティメットですので)
ヘッドライト、テールライト、グリルやスポイラーの形状で雰囲気はかなり違います。
そして車重は100kgマイナス。
車重が100kg違うと加速やカーブでその違いをかなり体感できます。
(後部座席に人を乗せて走った後に、後ろの人を下して走るとすごく車が軽くなったような感じがすることを体感できますよね。)
その結果、車重はなんと1tを切る軽さに。
ハイブリッド化して尚、この車重は拍手です。
内装もインパネが一新。
いや、、実は各部で同じようなデザインなのですが、まずメーター類がセンター位置に配置されたこと。
メータのデザインが未来的になったこと。
化粧パネルの質感が上がったことなどで、まるで違う景色になっており、「よく見ると以前と同じデザインを使ってたんだね。。」と気づくくらいです。
また、気づきにくいところですが、
ウィンドウの日よけも装備されていて、チャイルドシートのお子さんもお母さんも日差しから守ってあげることができます。
後ろの席で、家族は気持ちよくスヤスヤ・・・という光景が想像できますね。 (お父さん運転頑張って!)
そして、特筆すべきはアイドリングストップからブレーキを離しエンジンが再始動する時の静かさとスムースさ。
ソリオはプリウスやアクアのようなバリバリハイブリッドではないので、電気モーターだけで発進するのではなくエンジンの始動が必要です。
アイドリングストップというと、発進の度にイチイチセルが回るのがうっとうしいとお思いの方も多いはずですが、
ソリオハイブリッドはいつエンジンがかかったか分からないくらい再始動が気にならないのです。
そしてモータでアシストされた発信加速は非常にスムース。低燃費なのに力強く車を引っ張ってくれます。
さらに先進の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載して、今どきの車のポイントは
網羅していると言っていいでしょう。
最後にお値段ですが、、
2WDのMZで1700000円!
ハイブリッドカーでこの値段は、自分とこのメーカーといえ
えらい!!
実用車なのに、ハイブリッド化したがために値段が実用的じゃなくなった車種も多いですが、
「結局その価格のアップ分をガソリン代で元を取るには何キロ走らなきゃいかんのよ!」
ってことになりがちですね。